ランナー膝とは
POSTURE CORRECTION
ランナー膝は、膝の外側に痛みを感じるスポーツ障害の総称で、正式名称は腸脛靱帯炎で、膝の屈伸運動を繰り返すことによって、腸脛靱帯と大腿骨外側上顆が摩擦し、炎症が起こる症状です。
腸脛靱帯は、太腿の外側に大殿筋や大腿筋膜張筋などから起始し、膝の外側にある大腿骨外側上顆に付着しています。
腸脛靱帯は、膝の外側を通り、大腿骨の外側から脛骨の頂部にかけて伸びる靭帯で、膝を安定させる役割を持ちます。
大腿骨外側上顆は、大腿骨の下端にある骨の出っ張りで、膝関節の外側を安定化させ、膝の曲げ伸ばしをスムーズにする機能を持つ部位です。
膝の曲げ伸ばしをするたびに、腸脛靱帯は大腿骨外側上顆の上を滑りながら移動します。
ランニングなどの運動で膝を繰り返し屈伸すると、腸脛靱帯と大腿骨外側上顆が強く擦れて摩擦が生じ、腸脛靱帯に炎症が起こり、ランナー膝(腸脛靱帯炎)が発症します。
長距離走やサイクリングなど、反復的な脚の使用は、腸脛靱帯に持続的なストレスを加え、摩擦と炎症を引き起こす可能性があり、ランニングや歩行の際に、足が体の中心線よりも外側に着地すると、膝に横方向の力が加わり、腸脛靱帯に対する摩擦が増加します。
近年の足の裏を守るためにサポートやクッション性が優れた靴を使用した走行が、本来の足裏や足首の動きを阻害し、膝への衝撃を増加させ、腸脛靱帯に対するストレスを高める要因となっていることに、世の中は誰も気付いていないようですね。
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